ベリーズ×柔道 青年海外協力隊活動記

青年海外協力隊2017年度1次隊の柔道隊員として中米ベリーズで活動中。ベリーズについて、ベリーズでの柔道について書いていきます。

カルチャーショック

先日、ある方の親族のお葬式に参列させて頂きました。 私は教会でのお葬式と、お墓での納棺まで立ち会いをさせて頂きましたが、カルチャーショックがあったので共有します。

なお、ベリーズの文化や慣習を否定する意図は全くありませんので誤解のないようにお願い致します。

ベリーズの宗教について

ベリーズは、多くの人がキリスト教徒です。 宗派としては、カトリック、アングリカン、バプティスト、メノナイトの方が多い印象です。

私が参列させていただいたのはバプティストの方のお葬式で、ベリーズシティで一番歴史のある教会で行われました。 参列者はバプティスト以外の方もいらっしゃいました。

お葬式に参列させて頂いて驚いたこと

①参列者の服装がわりとカジュアル

 男性は暗めのロングパンツの人がほとんですが、シャツは白に限らず、黒や柄物、チェック柄の人もいました。 白いシャツを着ている人でもズボンにタックインしていなかったりしました。 女性も、暗めの服装の方もいましたが、花柄のピンクっぽいスカートの方もいました。私は知り合いにアドバイスを頂き、スーツのパンツに白いシャツ、ノーネクタイ、ノージャケットで行きましたが、日本人の場合そのくらいが悪目立ちせず無難な気がします。

②納棺作業者の服装がラフ

 一般的にベリーズでは、お墓を作る時に3〜4つくらいの棺が収められるような深さで作り、新たに家族が亡くなるとお墓を外して上に棺を入れていくという形式のようです。  そのためお墓への納棺では、そのお家のお墓のコンクリートを外して棺を納め、その上に再びコンクートを流すことになります。 このコンクリートを外し、再び流す作業をしていた作業員の方々は、タンクトップにキャップというベリーズの日常で見かける服装でした。 納棺というのは神聖な作業だという認識があったのでかなり驚きましたが、暑さや作業の過酷さを考えるとある意味自然なのかもしれません。 この墓地は道路沿いにありますが、コンクリート自体も道路脇の地面で直接練っていて、それも驚きでした。

③参列者が他のお墓の上に立って様子をみている

 墓地にはたくさんのお墓があり、棺の大きさ(縦2m x 横1mくらい)で地面から40cmほどのコンクリートの台のようになっています。大理石のようなものに故人の名前が記載されていたり、上に花を手向ける壺がついているものもあります。  私が今回一番衝撃を受けたのは、納棺の際に、何人かの参列者がそうした他の方のお墓の上に立って様子を見ていたことです。 周りの人も牧師さんも注意する様子はありませんでした。 確かにその日は雨の後で多少地面がぬかるんでいましたが、私はどこの文化でもお墓は神聖なもので、その上に乗るというのは「絶対的タブー」だと思っていたので本当に驚きました。ベリーズに来てから、柔道畳の上に靴で乗った柔道修行者に対して「柔道畳の上に靴で乗るのは、お墓の上に乗るくらいダメ」と大袈裟に説明した時に、その人に全くピンと来ていない様子だったことがありましたが、その意味がようやく理解できました。

なんでこんなに日本と違うのか

こういった日本との違いを目の当たりにして、その時は正直ものすごくもやもやしました。特に②と③については、 「キリスト教での考え方や、宗派によっては、お墓に日本人が抱いているような神聖性は求めないものなのか?」というのが気になり、インターネットで調べると以下の記事を見つけました。

syukatsulabo.jp

この記事によると、キリスト教では「人は亡くなると、天に召される」という考え方で、お墓は必須ではないということでした。 もしかしたら、こういう考えであまり「お墓」そのものや納棺作業者の服装にこだわらないのかもなと思いました。

他の国や、キリスト教圏ではどのようにお葬式や納棺をしているのか気になったので、知っている人がいたら是非教えて欲しいです。

今回は、文化の違いを認識する良い機会になりました。 一方で、もしベリーズの方が日本に来た際に誰かのお墓の上に乗ったりしたら、文化の違いとは分かっていても怒ってしまうと思うので、「多様性」の難しさを感じました。

それではまた。